ふしぎ遊戯 玄武開伝

ふしぎ遊戯 玄武開伝 1巻


ふしぎ遊戯玄武開伝1

2003年小学館発行
著者 渡瀬 悠宇

1992年~1996年まで少女コミックで連載されていた「ふしぎ遊戯」の関連作品となっています。
ふしぎ遊戯」で触れられていた玄武の巫女に焦点を当てた展開。

 

 

前作「ふしぎ遊戯」の関連作品というだけあって、「ふしぎ遊戯」を中学生の時にリアルタイムで読んでいた私としてはかなり気になった作品です。

主人公の多喜子、登場しょっぱなから同級生に嫌がらせ受けたり、母の病気だったり父は留守がち、片思いの相手は妻子持ち…とどうしようもないくらい不運。

多喜子に悲壮感が感じられないのが救いです。私が多喜子だったら境遇に耐えられず引きこもっちゃうわ(汗

 

前作同様、四神天地書を開き本の世界へ入ってしまう主人公ですが、最初に出会う「女宿(うるき)」ことリムドは何ともカッコイイ!

前作では「鬼宿(たまほめ)」のかっこ良さに思春期真っ只中&若干の厨二病だった中学生の私は図書館で四神天地書を片っ端から探すという奇行を友人と続けたものです…
もう大人になった今ではそんな愚行しませんが、あの頃はそんな女子多かったのではないでしょうか?

 

多喜子が本の中に入り巫女となり七星士を探し始めるこの巻は、話もテンポよく進みこれからの話が楽しみに感じる1冊でした。

 

 

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以下感想です。多少のネタバレを含むのでご注意ください↓

 

 

 

 

 

 

【第1回 神話の始まり】

大正時代の話なので、主人公は袴を履いています。
袴の女子学生といえば「はいからさんが通る」を思い出します。

といっても、実際「はいからさんが通る」を読んだことはないので、思い出したついでにそのうち読んでみようと思ってます。

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感想(7件)

 

主人公の奥田多喜子17歳は東京から盛岡に母の病気の療養のため引っ越してきます。

父親は物書きで、1年前から家を出たきり行方不明。
その父が突然帰ってくるも、娘と病気の妻をほっといて自室に篭って本を書き出す始末(笑)

その後母は他界。なおも父は本を書き続けるという無慈悲っぷり。
主人公、第一話から相当の不幸・・・

 

こんだけリアルで嫌なことだらけだったらそりゃ本の世界へ逃げたくもなるわ。

って言っても実際、多喜子は本の中に行きたくて行ったわけじゃなく、父親が書き上げた「四神天地書」を庭先で破ろうとして開いたらピカっと光って入っちゃった?的な感じでした。

 

 

 

第二回 風斬鬼リムド

さて「四神天地書」の中に入った多喜子だけど、そこが本の中だとは知る由もありません。

入って早々体に「女」の文字のある女の子と出会います。
ここは前作同様、体に文字が浮かび上がるのは七星士の証です。

 

この話の中で気になったことがあって、女の子が酷い熱でうなされるんだけど、熱を下げるために多喜子と女の子が裸で布団に入る場面。

昔トレンディードラマとかでも雪山で遭難して男女が裸で抱き合い体を温め合う・・・って見た覚えがあるんだけど、実際どうなんだろう?
裸になる必要あるのか!?服来たままじゃ暖まらないの?とこういう場面になると毎回思うのです。

 

とまぁ、そんな話は置いといて…

 

女の子と思っていた人物は実は男でその名は「リムド

 

リムドは玄武七星士「女宿(うるき)」イケメン七星士です。
とはいえイケメン七星士リムド、巷では「風斬鬼リムド」と呼ばれ千人殺しの殺人鬼だったと。

嫌だよ、仲間が千人殺しとか(現時点で多喜子は玄武の巫女になっていないのでまだ仲間になるとは知らないけど)
ちょっと怒らせたら殺されちゃうんじゃないかって、ドキドキして腫れもの扱いしちゃうよ。
まぁ、千人殺しにはには理由あっての事だったんだけど。

 

千人殺しのお尋ね者「リムド」。
賞金稼ぎに狙われ多喜子は賞金稼ぎの男に捕まり、リムドは逃げ延びるという現実にあったとしたらとんだクズ男「リムド」
でも読んでて「この男クズだな」と思わせないのは、きっと彼がイケメンだから。

 

 

 

第三回 宿運の決意

はい、ここで二人目の七星士「虚宿(とみて)」が出てきます。
なんと前話でリムドを狙った賞金稼ぎで、多喜子をさらった張本人。

リムドがイケメン七星士なのに比べ、虚宿は・・・まぁ普通?
うん、七星士は巫女をお守りすることが宿命なのでお顔は関係ない。

 

で、前話で逃げ延びたイケメン七星士リムドはなぜか敵国「倶東国(くとうこく)」にいた。
あー、倶東国って前作朱雀編で唯ちゃんが青龍の巫女になったあの「倶東国」だ。

あんまり良いイメージのない倶東国ですが、今回はどんな感じに絡んでくるのか。

なんかリムドは倶東軍に「タキ」という偽名使って入軍してるし。
ん?リムドよ、あんた七星士なのになんで敵軍に・・・

 

多喜子はというと、玄武の巫女という存在を知り玄武の巫女になる決意をしちゃうわけですが、その決意を後押ししたのが「誰かに必要とされるのが嬉しいから」という気持ち。

誰かに必要とされるのは、人間が生きていく上で大事な事だな、確かに。
誰からも必要とされないのは悲しすぎる。

生まれてすぐ父親から命を狙われる事になったリムドはずっとそんな気持ちで生きてきたのかなぁ。
だとしたら多喜子の登場により彼の気持ちも救われるといいのに。

 

と、思っていたら玄武の巫女になると決めた多喜子のもとに戻ってきていたリムドなのに(戻ってきてたのは倶東軍としてでなんだけど)また彼女の元から姿を消してしまう。
おーい!イケメン七星士よ、巫女を守らんでどこ行くんじゃーい

 

というわけで、リムド不在のまま多喜子と虚宿は残りの七星士を探す旅に出ました

リムドがあっけなく敵軍に戻って行ったのは私的に意外でした。
「お前が巫女になるなら、オレはお前を守る!!」(キリッ
って展開になるかと思ったのに。

 

 

↑感想以上です。

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